ソリューションパートナー内山様のホームページのコラムから転載いたしました。
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未来への可能性を信じる 2003年6月10日(火)
■6月7日(土)、8日(日)一泊二日で「異普奇(いぶき)会」という異業種交流会に参加した。
一部上場の企業から中小規模の経営者や管理職の方々、遠くは青森、福岡から老若男女あわせて80名を越える参加者がいた。年に一回の全体交流会で、今年で第三回という。
会長は情熱家、細かい気配りのある方で、人情の機微のわかる気さくな何でも話せるタイプ。
入会資格は、何かひとつ卓抜した能力、知識、情報の持ち主であり、利害を超えた交流の出来る人で、会員二人以上の推薦が必要という。
■会の名称は、そういった人たちは第三者から異才、普通人、奇才に見えることから命名したという。
大手企業をリタイヤされた方、特徴ある商品サービスを持つオンリーワン企業経営者、中堅企業やベンチャー企業経営者や役員、管理職の方、書道家、腕の立つ職人の方、弁護士、弁理士、コンサルタントなど多士済済だ。
私に何か卓越した才能はあるのだろうか。否、私はきわめて普通の人間だと思っている。普通と思っていることが、実は普通ではないのかもしれないが。
参加者の方々の話を聞いていると私にはない強烈な個性を感じた。今のままでは企業も日本の未来も決して安泰ではないという危機感を共有していた。この個性の多様性、異能性に接することで私自身の中にさらに自らを磨かなくてはという向上心、克己心が溢れ出した。
「学ばずば卑し」である。

■さて、今回は3人の講師が登場した。
 ・越後製菓株式会社 代表取締役会長 工学博士 山ア 彬氏 60歳
 ・東京エグゼクティブ・サーチ株式会社 代表取締役会長 江島 優氏 69歳
 ・株式会社 ウェザーニューズ 代表取締役会長兼社長 石橋 博良氏 57歳

山崎氏は「ものづくり」、江島氏は「ひとづくり」、石橋氏は「ことづくり」の観点からのプレゼンテーションだった。

◆山崎氏の講演テーマ
「高圧処理による食品物性の改質と殺菌」−人類の火の発見に匹敵する、21世紀の大発見・圧力の利用−

氏は高圧未来産業創造研究会会長も勤めている。
物性の変化には、熱と圧力という二つの因子がある。それぞれ独立した変数である。
高圧処理による付加価値は、以下のようなものだが、夢の広がる商品開発が可能であることを力説されていた。
日本は高圧処理分野の食品開発では遅れている。新潟県長岡市では高圧処理による食品開発が盛んに行われている。
シリコン・バレーではないが、プレッシャー・バレーを作り上げたいそうだ。
【高圧処理の特徴】
気泡の排除効果・液体の含浸、成分の抽出効果・酵素反応の制御、細胞壁や細胞膜の破壊効果、デンプンの圧力編成効果、高圧処理による殺菌効果
【参考URL】
http://www.echigoseika.co.jp/ 越後製菓のホームページ。楽天市場に出店もしている。
http://www.echigoseika.co.jp/top/new_page_13.htm では超高圧処理 越後のごはんを若干解説している。
http://library.nagaokaut.ac.jp/drdb/h08/k0149.html 高圧処理による食品加工とコメ加工産業への利用(博士論文題名)
http://a-yo.ch.a.u-tokyo.ac.jp/1999/reikai2/yamazaki.html 高圧を利用した米加工品の開発

◆江島氏の講演テーマ
「大変革期に勝ち残る人材育成を!」−人材の自由化。国際化の時代−

氏はヘッドハンターであり、日本人材紹介事業協会会長でもある。
・少子化による労働人口の減少。日本は人口動態の変化で人材不足に陥る。
・フリーターの増加よる税金や年金に与える影響。
・政官財の癒着構造にも話が及び、ほとんどのトップを変えない限り日本は立ち行かなくなると言明。
氏の青春時代の話しは印象的である。
・大学卒業後ブラジルに渡り、7年間コーヒー園などで飲まず食わずで働きカネをため、米国に留学。米国では住み込みでベビーシッターや教師をして学費をまかなった。そのときの人材ビジネスにめぐり合った。

◆石橋氏の講演テーマ
「事づくりの話」−天気予報と天気情報。世界最大の気象情報会社になった日−

同名の著書もある。
日本人は独創的に生きることよりもどちらかというと「上手にやること」を教育されてきた。
「俺なりの人生を生きたい」という人は少ない。ゲーテの「人間は結局なりたいと思っている人間になるのである」という言葉をひき、「志」こそ大切と強調。これこそ「転職」とめぐり合うきっかけになり、「事づくり」にもつながるという。
前提は当然「ものづくり」あってこそだが、ハードウェアとソフトウェアは「ものづくり」の範疇で、あえて言えばあの長島元巨人軍監督の「メイク ドラマ」という言葉こそ「事づくり」を明快に言い当てているという。感動提供型が「事づくり」であるともいう。ロマンが大事ということか。
面白いたとえは、欧米にも事業展開しており、しゃべらせると米国人、書かせると英国人、やらせると日本人だという。当社では公用語は日本語。国際化というと日本はすぐに英語の勉強というが、そんなのはどうでもいい事で、表現力こそが大切と言う。

さて、ウェザーニューズの社是は。
よく遊べ、たくさん遊べ
人は遊ぶ時、とにかく楽しんでいる。
人は遊ぶ時、冒険心を持っている。
人は遊ぶ時、自分の意志で遊ぶ。
人は遊ぶ時、自己責任で行動する。
人は遊ぶ時、失敗を恐れない。
人は遊ぶ時、新たな発見をする。
人は遊ぶ時、自分を磨くことを覚える。
人は遊ぶ時、自由人である。
人は遊ぶ時、知れば知るほど、やればやるほど面白くなり、上手くなればなるほど、さらに面白くなることを知る。
人は好奇心から、遊びを見つける。好奇心旺盛な人はたくさん遊ぶ。
人は遊びから自分の隠れた才能を見い出す。
人は遊びから天職を見い出す。
【参考URL】
http://www.wni.co.jp/
http://www.wni.co.jp/cww/

■二次会、三次会と続き大いに語り合った。
めぐりあった方々と有意義なビジネス展開ができるとすばらしい!ものづくりの可能性の拡がり、人づくりと事づくりのドラマ性、未来への可能性を信じることができた。

■影で開催を支えてくれた人たちに感謝します。